買い手の感情を忘れないようにするための3つの視点
作り手になると、途端に目線が”作り手目線”になり、物事の優先順位が変わってしまいます。
作り手と買い手では、目線が真逆になってしまうので考える事が変わるのは仕方がないとは言え、結果、それが良い成果に結びつくことは、まずありません。
だいたい、目線が逆になった事が悪い成果につながってしまい、意気消沈。
場合によっては「ネットなんて意味ないよね」って事になります。
まあ、気持ちはわかりますが・・・
そういう事になる前に、そして、ホームページやブログをこれから作ろうと思っている時にこそ思って欲しい事があります。
それは、買い手の気持ちを忘れないことです。
あなたは普段ネットショップを使う機会はありますでしょうか?
もしおありなら、是非、その時に次の点を意識してみてください。
- どこを読もうとしているのか
- 何とどこを比較しているのか
- 決め手は何だったのか
この3点を意識してみてください。
普段は無意識で行っている事だと思いますが、そこをあえて意識してみる事で、「あれ?」って思う事や「そっか」と思う事があります。
僕の経験を踏まえてですが、こんな感じです。
どこを読もうとしているのか
商品ページを見る時に、意識してまずはどこをチェックしようとしているのか。
価格、配送方法、大きさ、などなど・・・。
そのような事をチェックしているのなら、それは他の人もチェックするような事です。
僕の場合、意識して自分の行動を振り返ると「運営者ブログ」「運営者プロフィール」をチェックするクセがあります。どんな商品というのも大切ですが、ブログやプロフィールがシッカリしていると、妙に安心するんですよね。
また、そのページに訪れてみて「ん?」と興味を惹かれる箇所があったのなら、それはどんな箇所なのか。
写真でグッと目を奪われて、その説明文をジックリ読んでいたのなら、その写真や説明文は、どんな事について触れている写真や文章なのか。
人を惹きつける何かがそこにはあるという事ですので、その部分を自己分析してみると、何か発見があるはずです。
何とどこを比較しているのか
ネットを介して買い物をする時には、他と比較しやすいという点があります。
既製品などの場合はそれが顕著で、多くの人が価格を比較して安い店を探すという行動を取るケースが多いと思います。
このような比較の行動を自分はどんな風に行っているのかという事を分析する事も大切です。
比較をするのは価格だけとは限りません。
配送方法やアフターサービス、おまけ、などなど、色々な部分を比較します。
比較対象をした結果、買ってもらうためには、比較対象をする項目を抑えておく事が第一歩で、比較の対象となる項目がなければ、その時点で選択肢からはじかれる可能性もあるためです。
決め手は何だったのか
購入する、購入しないという最後の決断を下す時には、どこが決め手になっているのかという事を客観的に知っておく事も大切です。
購入しないのなら、なぜ購入しないと決めたのか。
購入するのなら、なぜ購入すると決めたのか。
購入する人の全てが値段が安いから買ったとは限りません。
アフターサービスが充実していたからとか、レビューの評判が良かったとか、そういう理由で購入を決断するケースも当然あります。
決め手となる部分は、どういう部分だったのかを意識しておくことは、商品ページを作る時に役立つだけではなく、商材を開発したり改良する上でも役立ちます。
買い手目線で客観的に自分の行動を振り返る事で色々と発見があります。
上記に書いた事の他にも、見やすいと思ったホームページはどんなホームページなのかという視点を意識してみると、欲しいホームページとは意外とズレています。
欲しいホームページは写真やフラッシュを使ってるホームページなのに、自分が買い物したり買いたくなったホームページは、そういうホームページじゃない事なんて、よくある話ですからね。
もちろん、作る時に優先するのは「買いたくなったホームページはどんなホームページなのか」ですからね。
お客さん目線を忘れないためには、お客さん目線の自分自身を客観的に見てみる事を試してみる事をオススメします。