ホームページの写真や文字は疑似体験してもらうためのもの
WEBサイトでは、写真と文字での表現が中心です。
なので、効果的な言葉と写真を選べる人がネットでは非常にチカラを持ってます。
写真一枚で売り上げが伸びる事もありますし、言葉一つで売り上げが伸びる事もあります。
面白いぐらいに数字が変わってしまいます。
だからこそ、文字や写真を慎重に選んで効果的に表現する事は大切なのですが、なぜ、写真や文字だけで売り上げが大きく変わるのか、という事を知っていると色々と役に立つと思います。
ネットをビジネスに活かす上でのシンプルな疑問に、「目の前に実物がないのに、なぜそれを欲しいと思う人が居るのか」という疑問があると思います。
あなたも一度は思った事がありませんか?
ホームページやWEBサイトを見ただけで欲しいと思う人なんているの?って。
実物が目の前にあれば「これ欲しい!」と思って購入に至るのは不思議でもなんでもないと思いますが、目の前にないものを欲しいと思う事もある。
これには、人が体験をする時のメカニズムが関係しているんです。
人間は「目」と「耳」と「感触」に関する情報を得ると、それを疑似体験できると言われています。
例えば、こんな感じです。
目の前には真っ白な砂浜が広がっている。その向こうの真っ青な海から、優しい波音が聞こえてくる。
その砂浜で遊ぶ子供たちの声と船の汽笛。
すーっと深呼吸すると胸に幸せな気持ちが広がる。
肌にジリジリと照りつける日差しの熱さもどこか気持ちがいい。
これ、即興で今適当に書いた文章ですが、なんとなく海辺に居るあなたの姿が浮かんできませんか?
文才がある人が書けばもっとリアリティが出ると思いますが、恐らく、なんとなくぐらいなら浮かんだと思います。(そうだと、信じてます!)
なぜ、なんとなくであっても浮かんだと言えるのかと言いますと、「目」「耳」「感触」の情報を交えて書いたからです。
見る、聞く、感じる、という3つを意識して書くことで、それを体験したような疑似体験を起こす事ができるんです。
つまり、実物が目の前になくても、それを使った時の事を疑似体験してもらう事ができるんです。
その商品を使った自分を上手にイメージさせる事ができた。
そのサービスを使った後の自分の姿を明確に想像できた。
それが「欲しい」という気持ちにつながります。
写真や文字はただ説明をするだけのものではなく、疑似体験をするための材料として捉えると、どんな写真を使えば良いのか、どんな言葉を使えばよいのかという事が自ずと変わってきます。
これがネットをビジネスに活かす上での大きなポイントで、面白いところだと僕は思います。
何かの参考にしてもらえれば、うれしいです。