ほーぷえいじ

ブログ運営やWEBマーケティングのこと

サイト作成時は「買い手目線」を一貫させる

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ホームページやWEBサイトを持つ時に絶対に陥る罠があります。


それが「買い手目線で一貫できない」という事です。


WEBサイトを自作するのであっても、依頼して外注するのであっても同じ事が言え、ずっと以前から言われてるにも関わらず、未だに現場で同じような事が繰り返されています。


社長の一声や、好みの問題、作り手のエゴなどなど・・・。


原因はいろいろあるのですが、作る側、運営する側がお互いに「買う人の目線が一番大切」という認識を持たない事には解決しない問題です。


だからややこしいのですけどね・・・。

ホームページやWEBサイトを作る時は、必ず何らかの目標や目的を持つはずです。


「このWEBサイトを通してXX人の見込み客様をあつめよう」

「毎月XX円の売り上げをあげよう!」


などの目標や目的を持って立ち上げる方がほとんどだと思います。



その数値から逆算して色々な計画を建てるとは思うのですが、作る過程で、個人的な好みや、「あんな風にしたい」という願望が出てくるシーンが多くあります。


特にデザインを作成する過程でよくある話です。


「ライバルの会社は売れていると聞くので、あのサイトみたいにして欲しい」

「もっと写真を目立たせて、文字は極力すくなくして」

「これはなんとなく要らないと思うから外してほしい」


などなど・・・。


依頼主様の要望であればその通りにせざるを得ないという作成現場の事情もありますが、その要望が当初の目標の実現に近づいているのかというと疑問符が出ます。


あのサイトをマネする事は簡単だけど、そこで買うお客さんはサイトデザインの良し悪しで買ってるのか?

写真だけの情報では伝わりきらない情報があるのでは?

そもそもなぜそれを入れようとしたのか、という点の確認が必要では?


先ほどの例でいえば、このような疑問です。


買い手目線での検討をしたうえでなら良いと思うのですが、依頼主や作り手の好みを反映させる事が一番になっているのなら、おそらく成果はついてきません。


作る側が、作る側の感覚や好みを優先させても良い成果が出るのは、買い手と作る側が非常に似ている場合にのみ有効だと僕は思います。



例えば、作る側が20代、そのサイトを見る側(買う側)が60代の方なら、作る側の感覚を優先させては成功しません。


文字が小さいほうがスタイリッシュでスマートだと作る側が思ったとしても、きっと60代の方は小さい文字を読むのは苦痛です。苦痛を感じるホームページから立ち去るのは当然ですので、成果にはつながりません。


カタカナや英語を使ったほうがカッコいいと作る側が思ったとしても、カタカナや英語を好ましく思わなかったり意味がわからない60代の方も多いでしょう。


少し極端な例を用いましたが、作り手が自身の感覚や好みを優先するというのは、このような事を実際に行ってしまう可能性が高いということです。



中には、優れた感覚をお持ちの経営者さんや依頼主さんのご意見から良い方向に進む事はありますが、そのような場合も「買い手目線」という軸はブレてないと感じます。


WEBサイトを作る際は、くれぐれも「買い手目線」というスタンスがブレない事を意識する事をオススメします。