売り込みは5回目までしない方が良い
ネットでお客様を集める時の独特の流れとも言える部分があります。
それが見込み客を集めるというプロセス。
「興味がある人にホームページやWEBサイトを見て頂いて・・・」という部分ですね。
実際にお店を構えている商売なら、お店に人が来た瞬間に、その人は財布を開くかもしれない可能性が非常に高いわけです。
でも、ネットに限っては、その可能性は非常に低いです。
特に扱う商材の単価が高かったり、法人相手の商売の場合は、ホームページを見ていきなり契約というのは滅多にありません。(全くないわけじゃないのがネットの面白い所でもありますが・・・)
まず見込み客を集めて、そのお客様との信頼関係を構築するというプロセスが欠かせないのがネット。
そして、その見込み客様との信頼関係を構築するためには、「5回目の接触は売り込みをしない」のがコツです。
ネットを通して接点を持つというのは、実際にお会いして話をする事よりも簡単に実現できる分、信用を得るには不十分だとも言えます。
どうしても「この人がどんな人か分からない・・・」という不安があります。
多分、あなたもこの記事を読みながら、僕の事をそう思ってますよね・・・?(笑)
それが普通だと思うのです。
ネットを通して知り合うというのは、得体が知れない相手だという不安が先に立つものです。
もし、そんな相手からいきなり売り込みをされたら・・・?
まあ、まず買いませんよね?
それどころか、ちょっと嫌いになりますよね?
いきなり売り込みをかけるというのは、ネットをビジネスに活かすうえではオススメできません。
まずは、自分が何者か、どんな事ができるのか、という事をユックリと時間をかけて知ってもらう事が大切です。
「ネットって即効性がウリじゃないの?」と思われるかもしれませんが、僕は一概にそうとも思ってません。
自社のビジネスに興味がありそうな人を見つける事が出来るという意味だけで切り取れば、確かに即効性はあります。
ただ大切なのは人と人の付き合い、関係性ですので、その部分をネットならスピーディになんとかできるという意味ではないと思ってます。
人と人の関係は時間をかけながら、少しずつ育てていく事が大切だと僕は思ってます。
そこでよく言われるのが「売り込みは5回目の接触から」という格言(?)です。
「人が人に好意を持つのは接触の回数に比例する」という単純接触効果という法則があります。
人は何度も接触した相手に好意を持つので、接触を持つ回数を増やしましょうという事なんです。
この法則のポイントは、大切なのは接触の回数であって接触時間ではないという点です。
2時間かけて1回の接触を持つよりも、例え10分でも複数回の接触を持つほうが好意を持ちます。
では、何回接触を持てば良いのか、って事ですよね?
実験では好意を感じるのは4~5回目の接触以降というデータがありますので、売り込みは好意を持ってもらった後の5回目以降にしたほうが良いという事です。
なので、「売り込みは5回目から」と決めて、見込み客様と接触する事がポイントなんです。
例えば、WEBサイト上でメールマガジンを案内し、メールマガジンの購読を促します。
メールマガジンでは売り込みをするのではなく、お得な情報などを配信します。
5回目の配信のタイミングぐらいで個別に売り込みのメールをお送りする。
というような、売り込みまでに、まずこちらを知ってもらうためのプロセスを挟む事がとっても大切です。
いきなり売り込んで上手くいく場合もありますが、よく知らない人から買う人は居ませんからね。
そういうプロセスを挟む事が大切だと僕の実感としても強く思います。
よければ参考にしてみてください。
と、こんな事を書くと、今度から「こいつは5回目までは売り込みをしないとか思いながら人と接触を持ってるのか」って勘ぐられそうですね・・・(汗)