ネットショップの基本と勝負の分かれ目となるポイント - ネットショップで年商1億をつくる 究極のおもてなし法
ネットショップを運営しているわけではありませんが、細々とサイトを運営していたりしますので、ネットショップ系の本も時々読む私です。
随分古い本ではありますが、部屋を整理していたら出てきた本がありますので、改めて読んでみました。
ところどころ、今となってはその有効性が見えない部分もありますが、未だに有効だと思える部分もあります。
そのような、いまだに有効な部分は、ネットショップ運営のエッセンスである事に違いないので、その部分を特に注視して読んでみましたので、感想を込めて書評を書かせていただきます。
ネットショップで年商1億をつくる 究極のおもてなし法
ネットショップの運営の基本は、結局は実際のビジネスと何も変わりがありません。
人を集めて、接客して販売し、フォローする。
この流れはどのビジネスでも同じです。
この本の特筆すべき所は、その流れにそって書かれている事です。
なので、頭の中で整理しながら読み進めていく事ができますので、頭に入りやすい。
そして、無駄な事を書かないようにしているかためか、スピード感があります。
深く掘り下げるなら、他の本を読んで補足してくださいって感じですね。
でも、輪郭を掴む程度なら充分すぎるぐらいの本です。
集客の基本となる検索エンジン
で、本を通して書かれているのは、いかに実際の接客のようにネットショップを構築した上で、ネット特有の部分を押さえてる事が書かれています。
例えば、キーワード。
ネットで商売をする上で検索エンジンの存在は無視できません。
そして、検索エンジンは入力されたキーワードで表示される検索結果から人が流れてきます。
なので、キーワードへの配慮の重要性と選び方。
そしてネット広告の活用方法。
集客に関するポイントが抑えられています。
接客するかのようなサイト作り
そして、アクセスしてもらった人に買ってもらうためのページの作り方。
どのようなページを作れば効果的なのかということを書かれています。
キャッチコピー、写真などの素材から、演出の仕方。
ドキドキワクワクさせることの重要性と、その方法。
こういう戦術的な技術は他のサイトにすぐに真似されるので、常に創意工夫が大切なポイントではありますが、それを踏まえた上で、どのような思考で考えていくと良いのかの参考になります。
勝負の分かれ目のフォロー
販売することがネットショップの役目なので、販売するという目的を達成できればネットショップの役目は終わりなのですが、ネットショップを運営しつづけて黒字を出すためには、売った後も非常に重要。
問い合わせへの対応、梱包1つにも配慮してお客様を喜ばせる方法、などなど。
ネットショップならではの工夫すべきポイントが書かれています。
ネットショップをただの販売するためのツールだと捉えていると失敗しやすいのは、まさにこの部分のこだわりと重要性を理解しているかどうかだと思います。
お客様ありきのネットショップなのですが、常にお客様目線で考えて、不安から満足へと気持ちを運んでもらうためにすべきことが効果的にまとめられている一冊です。
ネットショップを運営していたり、これから運営していこうと考えている方にはぜひ手に取ってみてもらいたい本です。
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