リピーター獲得のためのニュースレターの作り方 - 売れる&儲かる!ニュースレター販促術
お客様との関係を構築して継続させるために「ニュースレター」なるものが有効であるということは、マーケティングの本を数冊読めば必ず出てきます。
お客様との関係を構築するために、忘れさせないために、定期的に送るといいですよ。
と。
頭で理解して、「ふむふむ、よし早速やってみよう!!」と思った途端に、次に大きくて分厚くて高い壁が目の前に現れます。
「何を書けばいいの?」と。
僕もそう思った1人でして、見事に頓挫しました。
結局、出さずじまい・・・なのですが、それではいかん!と思ってネットで調べたところ「ニュースレター販促術」なる本がありましたので、早速読んでみました。
ニュースレター販促術
色々なニュースレターのエッセンスが詰まっている本ですので、これを鵜呑みにして作るのが一番手堅そうではあります。
その中でも特に印象に残っているのが、"何を書くのか"ということ。
ニュースレターをお客様に送る!となると、必ず文面は売り込みがメインになってしまいそうになります。
「新しい商品が出ますよ」
「今度、バーゲンセールしますよ」
みたいな事を書きたくなりますよね。
売上をあげるためにニュースレターを送るのですから、素直な行動と言えるとも思います。
が、これはダメ。
誌面の2割程度にとどめておきましょう!!って事なんです。
残りの8割は、売り込みじゃなくて、人間関係を育むような内容にしましょうと。
「パレートの法則がここにも出てきたのか・・・」と内心思ったわけですが、もらう側からすると、そりゃそうですよね。
売り込みがギッシリの手紙をもらって嬉しいわけがない。
むしろ、誌面にギッシリに細部にこだわって売り込みの内容が書かれていると、恐怖感を覚えるかもしれません。
「今度、この店に買い物にいくと絞り取られるんじゃないの・・・?」みたいな。
なので、売り込み2割、その他の事8割のバランスで誌面を作る事が大切とのこと。
8割の誌面に人間を10割出す
では、その8割に何を書けばいいのかって事ですが。
これは基本的には"人間"を主役にする事を書籍の中で薦めています。
プライベートな事、商品に対する思い入れ、商売に対する決意や熱意、などなど、基本的に人となりが分かるようにしましょう!ということです。
なかなか時間を割いてお客様とジックリ話す機会がない人でも、誌面にする事で思いを伝える事もできますし、今度の会話の接点にもなります。
そして、お客さんは何を買うのかということと同じかそれ以上に、誰から買うのかを大事にしているという事。
特に同じような商品なら、よく知っている人、信頼している人から買いたいと思うものです。
そして、それは時に価格競争すら勝つ要素になります。
「うちの商品は他店より少し高いかもしれません。それは・・・」
ということを誌面で伝える事ができれば、価格に説得力がでますし、その価格の理由がお客様の事を考えてやむを得ないということが伝われば、なお価格の説得力も増しますからね。
ニュースレターとは、そんな事を伝えるためにツールだからこそ、しっかりと活用すれば売り上げがあがる。
そんな事が一冊を通して非常に伝わってきました。
固定客獲得のためにも活用できる
フォローの重要性は多くの本でも書かれていて、特に初回のお買い上げから3度の接触をいかに上手に持つのか、ということの重要性を多くの本では書かれています。
それが固定客の獲得につながるので、しっかりと考えて実行していかなければならない、と。
ニュースレターは、そんな固定客を獲得して維持するための大きな役割を果たす可能性を秘めていると思います。
費用対効果を数値化しにくいツールではありますが、少しでも迷っておられたり、導入したけど不安がある・・・という方は、是非一度、読まれてみてはいかがでしょうか?
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