小さな会社が個人事業主がビジネスにネットを活用する前に知っておいて欲しい3つの事と、確認しておきたい3つの事
ネットをビジネスに活用するという事に、もう抵抗を持っている人は少ないと思います。
活用するのは当然で、どう活用していくかという視点で考えている人が多いと思いますがいかがでしょうか?
このブログは、主に小さな会社さんや個人でビジネスをされている方を対象にしていますので、その思いを抱えている方は特に多いであろうと思いますので、ネットを活用する上でこれだけは分かっていてほしい事を書いていきたいと思います。
ネットを活用するという事は、次のようなメリットがあると言われています。
- 日本全国が商圏になる
- 24時間265日休まずに営業してくれる
- 始める上でのコストが非常に安い
このようなメリットがあるんだから、やらないよりはやったほうが良いよね?みたいな考え方があると思います。
確かに、ネット回線がつながるところでしたら日本全国とは言わずに世界中がビジネスの対象になり、休みなく、そして安価にスタートできます。
ただ、これらはあなただけのメリットじゃありません。
他の方にとっても同じメリットでもあり、だからデメリットにもなります。
どういう事かと言いますと・・・
日本全国の競合他者がライバルになる
日本全国が商圏になるという事は、その商圏内に居る競合他社は全てライバルという事になります。
たとえあなたが「うちは近所の人が対象なので、その人たちがネット検索してくれた時に見てくれればいいんですよ」と思ったとしても、そんな事はお構いなしなのがネットビジネスです。
普段なら商圏外と思える競合他社が、あなたの商圏内も対象としたサイトを立ち上げたとしたら、ネット上ではその競合他社はライバルなんです。
休まず営業するのでスピードが求められる
ホームページやブログを活用すれば、確かに不眠不休年中無休でのビジネスが可能です。
ただ、不眠不休で年中無休だからこそ、その後の対応で差がつきます。
例えば、あなたの扱っている商材と、似たような競合他社さんの商材が気になり、どちらにも資料請求をした人がいる想像してください。
競合他社さんはスグに資料を送ってきたのに、あなたからは1週間ほどしてから届いたとなると印象が全然違いますよね?
対応の差がそのままサービスの質の差として評価されるのがネットビジネスです。
結局、資本力がモノを言う場面が多い
新しい店舗を出すよりも、ネット上でショップを出したりブログを開設するほうが費用は安くてすみます。だから誰でも導入できるビジネスツールと言えます。
ただ、それはあくまで初期費用の話です。
アクセスを集めるために広告を出すという戦術を選ぶ際、資本力がある会社のほうが多くの広告予算を用意できますので、結果的に資本力がある会社のほうが多くの売上を得る事ができます。
もちろん、立ち上げるサイトに費用を多く割く事で質の高いサイトを作れますので、色々な部分で資本力の差が結果に結びつきます。
ネットを活用するメリットをあなたのビジネスに導入しない手はありませんが、導入したから万事OKではありません。
メリットにはデメリットが必ず潜んでますので、そこを踏まえてネットをあなたのビジネスに活用するかどうかを検討する事が大切です。
その上で、特に次のような事はしっかりと考える事をオススメします。
何で勝負するのか
何で勝負するのか、これに尽きるかもしれません。
例えば、価格で勝負する!とあなたが決めたとします。
どこよりも安く販売するぞ!と決めたとしたら、それを実現するためには何が必要でしょうか?
固定費を下げる、大量仕入れで仕入れ単価を下げる・・・等々の背景がシッカリある上ではじめて価格を下げる事ができます。同じスタンスで勝負する競合他社に勝てるだけの背景がなければ、やはり負けてしまいますからね。
それらを踏まえて何で勝負するのか、という事がとっても重要です。
あなたのビジネスの個性は何?
何で勝負するのかという事と似ていますが、あなたのビジネスの個性を自覚している事が大切です。
例えば価格で勝負をすると決めたが競合他社と全く同じ価格設定になった場合、お客様は最終的にどこの違いであなたを選ぶのでしょうか。
全く同じ人がいないように、会社もどこかが必ず違うはずですので、その部分がどこなのか、それを認識して、そこをお客さんに伝える事が大切になります。
どんなお客さんが欲しいのか?
ターゲットという言葉でよく表現されますが、ターゲットというとどうしても属性という切り口になると思います。
それでも良いと思うのですが、僕としては、属性よりもイメージとして思い描くお客様像のほうが大切だと思っています。
こういうお客様に利用していただいて、利用して頂いた後には、こう思ってほしい。こう変わってほしい。
そういうお客様像を明確にイメージできているかどうか。
それがイメージ出来れば、そのお客様が必要とする情報はなにか、サービスは何かと言う事を逆算して発想できると思います。
この3つを明確に出来ていれば、有象無象のネットの世界でも売上を立てる事ができます。
たとえ大企業がライバルになったとしても、その大企業が打ち出せない個性や、大企業が見向きもしていないお客様を対象にしていれば、十分に勝算はあります。
こららの事は、ホームページやネットショップを立ち上げた後に考える事はできない上に、実は一番大切な部分だったりします。
だからこそ、ネットビジネスをスタートさせる前には、一度ざっくりでも良いので、ネットを使う事のメリットとデメリット、勝算を少しでも高めるために決めておくべき3つの事を確認してみてください。